「ブログの書き出し文って迷わない?」
「迷う?」
「そう、迷ってキーボード打つ手が止まってしまうし、書いてもワンパターンになっちゃう」
「じゃあ、悩めるA君にいいこと教えてあげよっか!」
「えっ? なになに?」
「僕が使ってるブログの書き出し例文」
「ほんと? 知りたい!」
「これ知っとくと冒頭文のバリエーションが増えるよ」
「はやく教えて〜」
A君のようにブログの書き出し文で悩んでいるあなたに、わたしがブログで実践している書き出しの例文や注意点を紹介します。
そのままパクっても良し、慣れてきたら応用して自分なりのスタイルを作っても良し、ぜひ役立てて下さい♪
ブログの書き出しで記事が読まれるか決まる!
検索エンジンやSNSから興味のあるタイトルに惹かれてブログに訪れ、いざ記事を読み始めたら、
- 内容と関係ないことが書いてある
- 求めていた情報と違う
- なんか読む気がしない
こんな感じでブラウザ(IEやGoogle Chrome)の戻るボタンを押したことないですか?
私は何度もあります。いくらSEOをがんばって魅力的なタイトルを付け、すばらしい内容を書いても本文を読んでもらえなれば意味がないんです。
こんなブログの書き出しは嫌われる?
これはブログの内容や書き手にもよりますが、私が読んでいて離脱してしまうことの多い書き出し文についてまず紹介しておきますね。
何気なく書いている文章が相手を惹きつけるどころか離脱させる原因になっているかもしれないのでチェックしてみて下さい。
記事の内容に関係ないことをダラダラと書く
興味のあるタイトル、自分が求めている情報の答えがありそうなブログ記事をみつけて訪問してきたのに内容と関係ない文章がダラダラと書かれていたらどうですか?
例えば、ブログの書き出し文の書き方や例文を探しているのに、
最近は雨ばかりでうっとうしい日々が続いていますね。アウトドア派の私としてはなかなか外にも遊びに行けずにストレスが溜まっています。近所に雨でも遊べるところがあればいいのですが、何にもない所なのでひたすら家でDVDばっかり見ています。おっと忘れてました、つい違う話をしてしまいましたが今回はブログの書き出し文についてでしたね。それでは…
ブログの書き出し文を知りたくて訪問してきたのに、冒頭に天気や近況など知らない人のプライベート情報がダラダラと書かれてあったらどうでしょう。私だったらそんなことどうでもいいから早く情報や答えを教えてって思いますね。
気が短い人や時間がもったいないと感じる人は、そこであなたのブログから去っていってしまうでしょう。これがリピーターやファンのたくさんいるブロガーさんの日記やオピニオンだったら、記事の内容だけでなくブログを書いている人にも興味を持ってもらっているのでいいと思います。
しかし検索エンジンを意識している記事は、ブックマーク(お気に入り)ではなく検索から訪問してくる、あなたを知らない人が読む可能性の方が高いので、本文に関係ないことは書かない方が無難です。
伝えたいことをシンプルに、だけど短すぎず相手を惹きつける書き出しにしてきちんと本文まで読んでもらえるように工夫してみましょう。せっかく時間をかけて書いたブログ記事が冒頭で読まれなくなるなんて悲しいですからね。
おすすめのブログ書き出し例文
では上記の点を踏まえて、わたしが実際に使っている書き出し例文を3つご紹介します。
1. 相手に疑問を投げかける
- 「○◯」を手に入れたくありませんか?
- 「◯○」のままだとどうなると思いますか?
- 「○◯」するためにはどうすればいいのでしょうか?
なんか怪しい商材系の売り文句とか通販番組なんかに出てきそうな例えですけど、要は読者の知らない未来や望んでいる姿を想像させる、他の大勢の人はすでに知っている、ということをほのめかすことで興味をそそる書き出し例文です。
疑問を投げかけられるとつい答えを知りたくなって読み進めてしまいますよね。
今の給料のままで10年後も安定した生活を送っていくためにはどうすればいいのでしょうか?
多くの企業が不景気で給料の上がりにくい時代です。残業代もカットされ暇な時間だけは増えるのに、収入は一向に増える兆しはありません。それどころか税金も上がるので手取りはもっと減ってくるでしょう。そうなったら不安ですよね。
だからこれから必要なのは、会社の給料に依存せず複数の収入源を持つことなのです。
ではこの例文のポイントを見ていきましょう。
まずは伝えたいことを明確にする
この書き出しのポイントは、記事で誰に何を伝えたいかを明確にすること。この例文では、サラリーマンに対して「会社の給料に依存せず複数の収入源を持ちましょう」ということですね。まずは誰に何を伝えたいのはしっかり考えることから始めます。
伝えたいことから疑問を作る
その伝えたいこと(答え)を決めたら、それに対して疑問文を考えます。
ここでは「会社の給料に依存せず複数の収入源を持つ」ためにはどうすればいいか問いかけるための疑問文が、冒頭の「今の給料のままで10年後も安定した生活を送っていくためにはどうすればいいのでしょうか?」になります。
そうすると、複数の収入源を得た結果、10年後も安定した生活が送れるとなるわけです。
理由を付け加えて説得力を上げる
あとは伝えたいこと(答え)に対する理由も付け加えてあげるとより説得力が増します。
この例文では、会社の給料に依存せず複数の収入源を持つ必要がある理由は、給料は上がらないし税金でより手取りが減るからですよね。だから複数の収入源を持ちましょうとつながるわけです。
2. 自分の体験談から始める
- 先週、学校の体育館でこんなことがありました
- 6月30日、会社で人生最悪のことがありました
- 昨晩、家のお風呂でこんなことがありました
この書き出し文は自分が体験したことを短いエピソードにして例え話にすることで、記事に込めた思いを読者に分かりやすく伝えることができます。「いつ」「どこで」こんなことがあったと書かれるとその後の展開が気になりますよね?
また相手の経験談を自分に重ねることでより興味を持ちます。
例えば、痩せたいと思っている人はダイエットに成功した人の話を聞きたいし、会社の給料に不満のある人は副業で稼いでいる人の話って興味ありますよね?
忘れもしません。6月30日、会社で人生最悪のことがありました。
出勤するといきなり社長室に呼ばれ、明日から会社に来なくていいと告げられたんです。わたしは驚きのあまり声も出ずに頭が真っ白になりました。以前から、会社が不景気であることは知っていましたし、このままの働き方ではマズイとは思っていましたが、それがクビという形で現実になるとは。
早めに転職活動をしておくことの大切さを実感しました。
ではこの例文のポイントを見ていきましょう。
まずは伝えたいことを明確にする
この書き出し例文では「早めに転職活動をしておくことの大切さ」が読者に伝えたいことです。まずは自分が最も伝えたいことを考えてみましょう。
自分の経験談から短いエピソードを作る
自分が実際に経験したことを短くまとめます。楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったこと、自分が経験したそれらのことを思い出してみてください。ここでは会社をクビになったことを短くまとめています。
エピソードに伝えたいことを加えて文章を作る
上記の2つを考えたらあとはこれらをまとめて文章を作ればOKです。その時、「いつ」「どこで」など状況が具体的であればあるほど読者の知りたいという欲求を刺激します。
あと書き出し文章とは少し異なりますが、自分の体験談を使ったフレーズで一躍話題になったCMがありました。かなり昔のCMなのですが、それがこちら↓
「私は禁煙パイポでタバコをやめました」
こんな風にタバコをやめたい人が禁煙に成功した人の話や言葉を聞くと、じゃあ自分にもできるかも、使ってみたいと興味を持つんです。そんないい例ですね。
3. セリフをつなげて会話を作る
- 「やったぁ!ブログのアクセス数が2倍だ!」
- 「これはすごい!」
- 「えっ?なんでダメなの?」
ブログの書き出しにセリフが入ると臨場感が増しますよね。また会話形式でセリフをつなげることで、そのやりとりに感情移入してつい読み進めてしまいます。
私:「やったぁ!ブログのPVが2倍になった!」GoogleAnalyticsの画面を見て思わず叫んでしまいました。
A君:「え? なんで、どうやったの?」とブログ仲間のA君が興味津々な様子で聞いてきます。
私:「実はある施策を行ってみたんだよね」
A君:「だから何? 気になる」
私:「ブログ記事の書き出し文をリライトしたんだ」と私はドヤ顔で答えました。
ではこの例文のポイントを見ていきましょう。
まずは会話をする人を2人以上設定する
セリフを会話でつなげるためには最低でも2人以上いないと始まりませんので、登場人物を決めましょう。自分と会話する相手は読者を想定して決めるのが効果的です。
ブログのアクセス数を増やしたい人に向けて記事を書いたならば、先ほどのA君がまさにアクセスアップに興味を持っている人物となります。
いろいろなパターンで応用できる
書き出し例文では2人が交互に会話していますが、パターンを変えて「質問役と解説者」の2人を設定すると、専門家が教えているようになり、また感じが変わってきますよね。
さらにセリフに加えて表情や感情も書き込むことで躍動感をプラスすることができるなどいろいろと応用することができます。
いかがだったでしょう。使ってみたいブログの書き出し例文は見つかりましたか? ぜひ活用してみて下さいね♪
ブログの書き出し文は別に最初に書かなくてもOK
最後にもう1つだけ私が意識していることを紹介しておきます。書き出しの導入文は何も最初に書く必要はありません。むしろ私はいっつも最後に書いています。
その理由は、最初に書き出しの文章を書いて見直さなかった場合に、その記事で伝えたい事と冒頭のリード文にズレが生じることがあるからです。
自分で読み返していて、最初と最後がなんか言ってることがバラバラで「ん?」ってなることが多々あったんです。そうならないために記事を要約したことやその記事で伝えたいことをズレがないように読み終えてから書くようにしています。
なので、紹介した書き出し例文に加えて記事で伝えたこととズレがないかも合わせて確認してみるとより良くなるはず。
あとは本文でも離脱されないような、文章を読みやすくするための工夫も一緒にやっておくと完璧です↓
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