まずブログを始めるにあたって必要なのが、ドメインとレンタルサーバーです。
ドメインとは、インターネット上のサイトの住所のこと。
このブログであれば「tashiteku.com」
ヤフーであれば「www.yahoo.co.jp」がドメインになります。
そしてブログ記事のデータや写真を保存しておく場所がサーバー。そのサーバーを自分で作るのは大変なので、サービス会社からレンタルします。それがレンタルサーバーです。
では、これからブログを始めようと思っている初心者の方は一体どのレンタルサーバーを選べば良いのか?
ブログを構築するにあたってサーバーは選びは今後の運営にも大きく影響してくるため、慎重に行わなければなりません。
当然価格が格安で料金の安いものが良いと思いがちですが、それだけで判断するとサイトが表示されないとか、トラブった時のサポートが不親切であるなどいざという時に困ります。
また独自ドメインを取得しWordPressやMovabletypeなどのCMSと言われるシステムを使ってブログを構築するのか、htmlで作るのかなどによっても向き不向きもあります。
それらをしっかり考慮してから始めないと後から泣きをみますので慎重に選びましょう。
ではブログ初心者のレンタルサーバー選びの基準とおすすめを紹介したいと思いますので、ぜひ参考にして下さいね。
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ブログ初心者がレンタルサーバーを選ぶときの基準で大切なこと
これからブログを作って更新していく、収入を得ていく為にはサイトを安定して稼働させることが絶対条件です。
アクセスが多くてブログが閲覧できなくなったり、サイトが改ざんされて再起不能になったりするのは論外です。
せっかくあなたのブログを見に来てくれたユーザーに迷惑やストレスを与えてしまいかねませんからね。
また料金やサポートなども重要な選定要因になります。これからブログを始めるに当たって最初から高スペックで高額すぎるレンタルサーバーは必要ないでしょうし、不親切なサポートだと困った時に大変です。
それらを踏まえてサーバーをレンタルする時に何を基準に選ぶべきか、その考慮すべき点を見ていきましょう。
初期費用や月額料金
やはり何と言ってもお値段ですよね。当然安ければ安い方が良いですが、安かろう悪かろうじゃいけません。
ブログやホームページを公開するための大切な場所ですから、安定しているのがまずは絶対条件で、そこを満たしつつ価格の安いものを選んでいきます。
またレンタルサーバーにもいくつかプランがあります。プランによって料金が異なりますので、自分のブログに見合うものを選ぶと良いでしょう。
あまり高スペックで高額なものを選んでも、ブログにほとんどアクセスがないようなら宝の持ち腐れでもったいですからね。
スピードや性能などの安定性
次に重要視するのがレンタルサーバーの性能やネットワーク回線のスピードです。ブログが503エラーで表示されないとか、遅すぎて表示されるのに時間がかかるなどがあっては困ります。
503エラーとは、サーバーへのアクセスが多くて負荷がかかりすぎると、一時的にサーバーにアクセスできない状態の事です。
私は以前CORESERVERや、xreaのレンタルサーバーを使用していましたが、サイトが表示されなかったり、503エラーが頻発する事がしばしばあったのでエックスサーバーに乗り換えました。
ブログを見に来てくれるユーザーを逃さない、ストレスを与えない為にもしっかりと安定しているレンタルサーバーを選ぶ事は大切です。
またアフィリエイトサイトの場合、サイトがダウンすると売り上げにも影響するため大変です。
それにGoogleもサイトの表示速度を検索アルゴリズムに含むと発表してますから、少しでもスピードの速いレンタルサーバーを選ぶことは大切です。
サポート体制
やはりこれからブログを始める初心者がサーバーをレンタルしてWordpressをインストールする、データベースを作成する、FTPやドメインの設定など行なっていると、当然分からない事は出てくると思います。また思わぬトラブルに遭遇するかもしれません。
そんな時に助かるのがサポートです。対応してくれる営業日や時間帯、電話なのかメール対応なのかも考慮したい点です。
あと分かりやすい画面や操作性、マニュアルの豊富さもブログを始める初心者には大切ですね。
セキュリティ対策
ブログで気をつけないといけないのがサイトへの不正アクセス、乗っ取りや改ざんです。
以前レンタルサーバーのロリポップで公開しているWordPressのサイトが大量に改ざんされる事件がありました。
そもそもそういったトラブルを起こさない事と、万が一起こった場合の対応の迅速さも重要です。そのためサーバーのセキュリティは万全か、データのバックアップはしっかり行っているかも重要なポイントです。
- 料金
- 性能や安定性
- サポート体制
- セキュリティ対策となります。
またこれらに加えてスマホからも楽に更新できて便利なWordPressを、簡単に始められる点も踏まえて、私がおススメするレンタルサーバーをエックスサーバーとさくらインターネットの2つに絞りました。
ではこの2つのレンタルサーバーの料金や性能などを比較したので見てみましょう。
エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーを比較
ブロガーの方やWordpressでブログを構築している方なら知っているであろう、王道中の王道サーバーです。上記で書いたサーバーを選ぶときの基準に当てはめて見ていきましょう。
料金体系
まずは料金体系です。両社共に様々なプランがありますが、エックスサーバーは一番料金の安いX10プラン、さくらインターネットのレンタルサーバーはWordPressが使える一番人気のスタンダードプランで比較してます。
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
初期費用 | 3,240円(税込み) | 1,029円(税込み) |
契約料金(1ヶ月) | - | 515円(税込み) |
契約料金(3ヶ月) | 3,888円(税込み) | - |
契約料金(6ヶ月) | 7,128円(税込み) | - |
契約料金(12ヶ月) | 12,960円(税込み) | 5,142円(税込み) |
表を見てもらえれば分かりますが、まずレンタルするにあたって初期費用がかかります。
それにプラスして契約料金ですが、エックスサーバーは「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」の中から選ぶ事ができ、さくらインターネットは毎月払いか12ヶ月(年払い)になります。
契約月数が短いより長い方がトータルの料金が安くなるので12ヶ月契約がおすすめですね。
初年度で12ヶ月契約した場合の両社の価格を比べると、
- エックスサーバー(X10プラン)の場合、トータルコストは16,200円(税込み)
- さくらサーバー(スタンダード)の場合、トータルコストは6,171円(税込み)
当然プランの内容が違うので金額の差はありますが、さくらサーバー(スタンダード)の方が10,029円も安いですね。
性能やスピード、安定性
次はレンタルサーバーの性能や機能、スピードや安定性です。エックスサーバー、さくらインターネット共にサーバー稼働率99.99%以上でほぼダウンする事はありません。
では両方の性能を見比べてみましょう。
処理能力
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
CPU | Xeon E5-2630v3 ×2 | Xeon E312xx |
メモリー | 96GB | 18GB |
HDD・ディスク容量 | 200GB | 100GB |
パソコンの処理能力で重要なのがCPUとメモリーです。
エックスサーバー、さくら共にCPUは高性能でメモリーに関してはX10プランの方が96GBと圧勝です。またHDDの容量もX10の方が200GBで2倍で圧勝。
ちなみにこのタシテクブログのデータ容量は35MB程です。現時点でまだ20記事とデータ容量は少ないですが、それでもたったの35MB。100GBでも十分すぎる事がお分かりだと思います。
MySQLデータベース
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
MySQL | 50個 | 20個 |
マルチドメイン | マルチ/サブドメイン無制限 | 20個 |
MySQLのデータベースの数とマルチドメイン(独自ドメイン)/サブドメインの数でもX10の方が多いですね。
MySQL(マイエスキューエル)とは、
データベースの事でWordpressでは投稿記事や設定などを保存しておく場所の事です。
マルチドメインとは、
1つのサーバーで複数の独自ドメインを管理できる機能です。
さくらサーバーの場合は20個なので、1つサーバーをレンタルすれば20個のドメイン(サイト)を使うことができると言うことです。1つのドメインに1つのサーバーを借りなくていいのでコスト削減になります。
ちなみに1つのMySQLデータベースに複数のWordPressをインストールすることはできますが、あまり詰め込みすぎると負荷がかかり、サイトが表示されなくなるなどのトラブルが発生します。
そのため、多くても3つくらいまでを様子を見ながら行った方が良いでしょう。その場合、さくらインターネットでも20×3で60個はWordPressでブログが作れます。
データ転送量
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
データ転送量目安 | 70GB(日) | 80GB(日) |
レンタルサーバーの選定基準の中でも重要なのがデータの転送量です。一体これは何なのかというと、ブログがアクセスに耐えれる数値の事です。
例えばあなたのブログにいっきに1,000人のユーザーがアクセスしてきたとしましょう。そうすると当然サーバーに負荷がかかるため制限をかけられてしまう場合があります。
サーバーに制限がかかるとサイトが表示されない503エラーが出たり、表示速度が遅くなったりします。
そのため多くのアクセスにも耐えれるようにデータ転送量は多い方が良いのです。
データ転送量とはWebページの表示だけでなく、
- サイトデータのアップロードやダウンロード
- メールの送受信
- データベースのやり取り
- ウェブサービスの操作など
ブログが表示されるだけでなく、サーバーとやり取りを行うパケットがデータ転送量になります。
エックスサーバー(X10)のデータ転送量の目安は1日で70GB、さくらサーバー(スタンダード)は1日で80GBとなっています。これがどれくらいなのか数字だけみても分からないと思いますので、大体の目安を紹介しますね。
米Googleのサービスで約17,000の主要サイトを自動分析してレポート化してくれる「HTTP Archive」によると、2015年1月~2016年1月までの1ページあたりの平均転送量は約2MBという統計になっています。
参考元: HTTP Archive(2015年1月~2016年1月までの平均転送量)
ということは、
- エックスサーバー(X10)は1日に70GBなので2MBで割ったら、1日あたりのページビューは約35,000PV
- さくらサーバー(スタンダード)は1日に80GBなので2MBで割ったら、1日あたりのページビューは約40,000PV
1日35,000PV~40,000PVといったら月間約100万PVに相当するので、もうプロブロガーのブログ並のアクセス数にも耐えることができると言うことです。
先ほども書きましたが、データ転送量にはメールの送受信なども含まれるので、一概にはこの通りではないでしょうが、一つの目安にはなりますよね。
回線スピード・バックボーン
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
ネットワーク回線(バックボーン) | 232Gbps | 3拠点接続の総計が370Gbps |
ブログを見に来てくれるユーザーに快適なレスポンスを返す事も大切です。
エックスサーバーがバックボーンが232Gbpsで、さくらインターネットの場合は3拠点の総計が370Gbps、ちなみにコアサーバーだと1Gbpsとなるので、両社とも申し分ないスピードです。
バックボーンとはサーバーが接続されている回線のデータの出入り口の大きさの事です。このバックボーンが大きければ大きいほど沢山のデータを一度に送受信できるため、サイトに来たユーザーは快適になります。
車の道路に例えると分かりますですね。1車線の道路だと車が渋滞しますが、3車線あれば渋滞も無くスムーズに車が進みますよね。そういうイメージです。
初心者にも優しいサポート体制
初心者にとって重要なことの一つにサポートあります。
- ドメインの設定方法が分からない
- データベースの作成方法はどうやるの?
- WordPressのインストール方法を教えてなど
様々な疑問が出てくると思います。そんな時に助かるのがサポートです。
両社のおすすめはズバリ電話サポートがあること!
自分でマニュアルを見ても分からない、メールだと返信に時間がかかるので早くどうにかしたい事ってありますよね?そんな時電話一本で解決してくれるサポートは心強いです。
またメールでのサポートは
- エックスサーバーは、24時間365日受け付け
- さくらインターネットは1月1~1月4日がお休み(2016年度の場合)
エックスサーバーの年中無休のサポートはありがたいですよね。
あとマニュアルに関しても両社、ドメイン、サーバー、FTPやWordpressなどカテゴリー分けされていて内容も充実しています。
操作画面も初心者でも直感で分かるようなシンプルなインターフェイスになっており使い勝手も良いですし、さくらサーバーはWordPressのクイックインストール、エックスサーバーは自動インストールで簡単にWordpressを始めることができるのも特徴です。
他のレンタルサーバーに比べてこの2社はサポートが充実しています。これからブログを始める方にとってはおすすめしたい重要ポイントです。
セキュリティ体制
ロリポップサーバーのWordpressサイト改ざんのニュースや、IDやパスワードを片っ端から試してアクセスしてくるブルートフォースアタックも話題になりました。
サイトを改ざんされたりウイルスを仕込まれると非常に大変です。そのためレンタルサーバーはセキュリティが高いに超した事はありません。
両社とも海外からのアクセスを拒否する機能もありますし、エックスサーバーX10の方はログイン試行回数制限をかけることもできます。
またファイアウォールや24時間365日有人監視も行っているため安心です。
それにバックアップに関しては、エックスサーバーの方はRAID10といわれるHDD2台でミラーリングする技術でデータのバックアップを行っています。
1日1回Webとメールデータを過去7日分、MySQLデータベースは過去14日分保存してくれています。万が一トラブルでブログが消滅してしまった場合も復旧する事が出来ます。
一方さくらサーバーはバックアップされたデータをユーザーへは提供していません。
2016年6月30日にエックスサーバーで無料で独自SSLの提供が始まりました。ブログの通信をSSL暗号化できるためセキュリティ度もアップしますし、Googleのアルゴリズムに対しても有利になります。
セキュリティ面で言えばエックスサーバーの勝ちですね。
結局、ブログ初心者にはどちらのレンタルサーバーがどうおすすめなの?
これからブログを始めようと思っている初心者がサーバーを選定する上で欠かせない基準をエックスサーバー、さくらインターネット共にクリアしています。これから安定してブログを運営していくなら絶対におすすめします。
でもどちらを選んで良いか分からない方もいると思います。
ブログのアクセス数を伸ばしてアフィリエイトなど収益化もしていきたい方はエックスサーバー(x10プラン)がおすすめ↓
⇒ エックスサーバー(x10プラン)
価格優先、趣味などのブログを運営していく方はさくらサーバー(スタンダードプラン)がおすすめ↓
⇒ さくらのレンタルサーバ (スタンダードプラン)
両社とも初心者におすすめできる性能やサポートは充実してますので、今後の運営の方向性で選んでみて下さい。
ちなみに私はアクセスも増えてきたのでエックスサーバーを使っています。アクセスや収益化を考えているならエックスサーバーがおすすめです。
ブログを始める全手順はこちらで詳しく紹介しています。
エックスサーバーでのブログ(WordPress)の始め方から運用までの全手順
サーバープラン名 | エックスサーバー(X10) | さくらサーバー(スタンダード) |
月額料金 | 1,080円(税込み) | 515円(税込み) |
サポート体制 | ◎ | ○ |
データバックアップ・ 復旧サービス | あり | なし |
アフィリエイト向き | ◎ | △ |
無料お試し期間 | 10日間 | 14日間 |
私のおすすめ度 | ★★★★★ | ★★★ |
公式サイト | >> 詳細はこちら | >> 詳細はこちら |
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